笠松は、だるまや薬局十字路からきたに八幡神社のほうにいくと、ひだりにくにの指定文化財になっとる和田邸があって、玄関わきの標識につぎのようにかいてある。
くに登録有形文化財
2017年6月28日登録和田家住宅主屋・土蔵・門および塀
昭和初期にたてられた和田家住宅は、八幡神社にちかい旧街道ぞいにめんしており、まちの歴史的景観に寄与する貴重な文化財のひとつである。主屋は、木造2階だてで本格的な洋間もそなえており、良質の材とすぐれた意匠がほどこされた近代和風建築である。主屋とともに土蔵、門および塀も登録されとる。土蔵は、大正期から昭和初期にたてられたもんと推定され、木曽川ぞい特有のまるいし亀甲づみの基礎をもつ。また、門および塀はくろいしっくいかべで意匠的にも主屋と一体感をなす重要な建造物である。
〔2022年2月11日訪問〕