ほうじょうまちはしょうかのやなみのにしのはずれにさがみじっててらがある。
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さんもん。みなみにしょうかのやなみにめんしてさんもん。はでないろづかいのでっかいさんもん。
れつどうろう。さんもんをくぐって、さんどうのりょうわきにれつどうろう。ひとつひとつのとうろうは、まるいいしばしらのうえに、せいどうせいでかさやひぶくろ、うけがつくってあるもんなだけど、これがずらーっていっちょくせんにならんどるさまのなんちゅうそうかんなこと。
たほうとう。けいだい、みぎがわに、はでないろづかいのたほうとう。
かんのんさん。さんどうのひだりにぼけふうじのかんのんさん。やけにいろっぽい。
ほんどう。れつどうろうのおくにどくとくなつくりのほんどう。ふつうてらのほんどうっていっそうのやねなのに、このさがみじのほんどうはにそうのやねになっとって、ちゅうにかいぶぶんにのぞきまどみたいなちいさなまどもついとる。ちょっととりでかっておもむきがある。
ほんどうからふりかえり。
かねつきどう。ほんどうのみぎがわ、ひがしむきに、はでないろづかいのかねつきどう。
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かさいししていぶんかざい
さがみじけんぞうぶつぐん
■しょざいち=かさいしほうじょうまちほうじょう
■しょゆうしゃ=さがみじ
■いんずう=6むね
■していび=2018ねん5がつ30にち
- さがみじは745ねん、ぎょうきぼさつかいきのでんしょうをもつこさつです。
- げんざいのたてもんぐんがけいせいされたのは、えどじだいにはいってからで、これらのたてもんのけんちくにはだいくむら(げんざいのかさいしだいくちょう)のみやだいくであるかんだしがふかくかかわっております。
- すでにぶんかざいしていされとるえどぜんきのけんぞうぶつぐん(たほうとう[くにじゅうぶん]、しょうろう[けんじゅうぶん]、ろうもん[ししてい])もふくめて、えどじだいぜんきからこうきにかけ、それぞれのじきのけんちくようしきをまもりつつも、かんだしのどくじせいのつよいいしょうをそなえたけんちくになっております。
- さがみじのけんぞうぶつぐんは、ちいきざいじゅうのだいくしゅうだんによるけんちくかつどうの、どくじしょくのけいぞくせいと、じだいにそったけんちくようしきのへんかをみるうえで、きちょうなけんぞうぶつぐんであるといえます。
- ほんどう
- けたゆき3げん、はりま3げん、いりもやづくり、ひとえもこしつき、ほんがわらぶき、こうはい1けん、1689ねん。
- ちゅうせいぶつどうのけいしきをよくまもるへいめんこうぞうをもつとともに、こうりょうえようなどみやだいくかんだしどくじのでざいんがたてもんにこせいをあたえております。
- みえどう
- ほう3げん、ほうぎょうづくり、ほんがわらぶき、こうはい1けん、1600ねんだいこうはん。
- はなやかなさいしきとこうはいのりゅうれいなけんちくちょうこくなどしょうきぼながらじょうしつのけんちくで、かんだしのさくふうがみられます。
- じぞうどう
- しょうめん3げん、そくめん3げん、ほうぎょうづくり、ほんがわらぶき、1754ねん。
- けんちくようしきはどうじきのひょうじゅんてきなものですが、こうりょうえようにはかんだしのとくちょうがでております。
- ごまどう、じぶつどう
- けたゆき5けん、はりま4けんはん、いりもやづくり、ほんがわらぶき、こうはい1けん、1700ねんだいこうはん。
- 1とうのたてもんの、しょうめんひだりがわ3げんをごまどう、みぎがわ2けんがじぶつどうになっております。
- じょうぎょうどう
- けたゆき5けん、はりま5けん、よせむねづくり、どうがわらぶき、こうはい1けん、1800ねんだいぜんき。
- いぜんはほうぎょうづくりでししゅうにえんがまわっておりましたが、めいじのぞうちくにより、はいめんのえんにげやがもうけられております。こうりょうのしゅうりぶざいとして1600ねんだいこうきのこうりょう(きゅうざい)がもちいられております。
- かんのんどう
- ほう3げん、ほうぎょうづくり、ほんがわらぶき、1800ねんだいちゅうき。
- ぜんめんをゆかばりにせず、ちゅうおうにいたばりでだんを、おくにぶつだんがもうけられております。さゆうとてまえのさんぼうはどまになっております。
2019ねん3がつ
かさいしきょういくいいんかい
(2024ねん4がつついたち、げつようび、へいじつ)