北陸線は河毛(かわけ)のえきに朝日新聞のきりぬきがはりだしてあって、小谷城が上空からのレーザー測量でくわしくわかったことがかいてある。
上空からレーザー測量 小谷城うかびあがる 小谷城戦国歴史資料館が測量図を公開
(朝日新聞 - 2017年7月29日)
- 戦国大名、浅井氏(あざいし)の居城で織田信長にほろぼされた小谷城(おだにじょう)あとの遺構をしらべるために、長浜市が上空からレーザーを照射して測量した図が小谷城戦国歴史資料館で公開されとる。レーザーは樹木やくさをすりぬけ、正確なしろあとの形状がわかるため、しろの全容をうかがいしるてがかりとなりそうだ。
- 小谷城は浅井3代(亮政(すけまさ))、久政、長政)の拠点となったやまじろで標高495メートルの小谷山にきずかれた。1570年、織田信長によって城下がやきはらわれ、3年あとには長政の自害で落城した。長政と信長のいもうとおいちのかたの悲劇の舞台としても有名。またふたりのあいだの3姉妹の出生の地としてもしられる。
- 小谷城あとは昭和初期から再三調査され、やまぜんたいにたてもんがあり、ふもと付近にはじょうかまちもあることがわかった。またしろをまもるためのくるわや土塁が千か所以上ある堅固なしろであることもわかっとる。
- こんかいの上空からのレーザー測量はことし2017年3月に実施した。ヘリコプターで小谷山の上空からレーザーをくまなく照射し、地面からはねかえってくる時間から各地点の標高をわりだして計測する。このけっか、頂上付近の「大嶽(おおづく)」ってよばれる遺構付近にあらたなくるわがみつかり、みなみがわのおねにある「山崎丸」遺構にも「いぬばしり」っていうくるわがあることがわかったっていう。
- 長浜市歴史遺産課は「小谷城を立体的にみることができる。これをもとに立体プリンターで模型もつくる予定」っていう。
- 中近世の城郭にくわしい中井均滋賀県立大学教授は「レーザー測量でみつかったあらたな地形を再度調査していけば、ほぼかんぺきな小谷城の図面がしあがるっておもう」ってはなす。
- 公開は2017年12月27日まで。入場料はおとな300円。小中学生150円。かようび休館。といあわせは小谷城戦国歴史資料館へ(0749-78-2320)。
(田中昭宏さん)
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記事がでてから5年たった現在、小谷城戦国歴史資料館には小谷城の模型が展示してある。
〔2022年4月22日訪問〕