大樹寺にある松平8代のはか

2023.2.28 (78) 大樹寺 - 松平8代のはか 2000-1500

大樹寺(だいじゅうじ)は松平の菩提寺で、にしがわの墓地のきたがわに松平8代のはかがある。みぎから氏親(うじちか)以下松平8代のはかがあって、さいごに家康のはかがある。

岡崎市指定文化財

大樹寺

史跡|松平8代墓|8基

1615年、松平氏菩提寺であるこの寺に徳川家康が先祖8代の墓を再建したもので、1617年には天領代官畔柳寿学(くろやなぎじゅがく)が奉行となり、現在の姿に整備された。

初代=親氏(ちかうじ)(生没年不詳)宝篋印塔(ほうきょういんとう)
2代=泰親(やすちか)(生没年不詳)宝篋印塔(ほうきょういんとう)
3代=信光(のぶみつ)(1404~1488)宝篋印塔(ほうきょういんとう)
4代=親忠(ちかただ)(1431~1501)五輪塔(ごりんとう)
5代=長親(ながちか)(1473~1544)五輪塔(ごりんとう)
6代=信忠(のぶただ)(1486~1531)五輪塔(ごりんとう)
7代=清康(きよやす)(1511~1535)五輪塔(ごりんとう)
8代=広忠(ひろただ)(1526~1549)無縫塔(むほうとう

大樹寺は、1475年安城松平家初代親忠浄土宗鎮西派(ちんぜいは)の勢誉愚底(せいよぐてい)に帰依して開創し、同家の菩提寺とした。長親の代に安城家が松平総領家となったことにより、本寺は松平宗家菩提寺となった。

1616年、家康の遺言により歴代将軍の位牌所とされ、以后14代将軍家茂(いえもち)までの位牌が納められとる。


2023.2.28 (79) 大樹寺 - 松平8代のはか説明がき 2360-1780
 

1962年6月15日指定

岡崎市教育委員会