六鹿邸について
六鹿邸は、1907年にたてられた和風建築である(はなれ部分は1898年建築)。邸内には、現存の土蔵のとなりにまあ2棟土蔵があったほか、表門付近には年貢米を収納するくらがあったという。おもやの大黒柱はけやき材、はしらはつが材がつかわれ、土間からみることができるはり、ふといかもいは、材木商にあいふさわしい堂々たる材木である。
六鹿邸は1947年6月、当時の高岡村がゆずりうけ、1949年、「高岡和裁学校」、1955年、「高岡村立高等家政学校」、高岡中学校特別教室など村内子女の教育のばとして活用された。また、豊田市と合併后の1978年には明治期の建築をつたえる建造物として豊田市有形文化財に指定された。
〔2021年3月ここのか訪問〕