みのじまちやかんのんどうまえのせつめいがき

2024.2.26 (77) まちやかんのんどうせつめいがき(ひだり) 1960-1430 2024.2.26 (76) まちやかんのんどうせつめいがき(みぎ) 1760-1460

みのじはすのまたじゅくとおおがきじゅくのちゅうかんちてん、まちやかんのんどうのまえにふたつのせつめいがきがあって、まちやかんのんどうやてるてひめものがたりのことがかいてある。

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みぎのせつめいがき

あんぱちちょうしせき

だいひかくまちやかんのんどう

  • しょうとくたいしせんだんのきをもってちょうこくしたまう「じゅういちめんかんぜおんぼさつ」がまつられております。いっさいしゅじょうことごとくみちびきたまうかんのんさまとして、また、えんむすび、あんざんのかんのんさまとしていにしえからいまもおおくのさとびとのすうはいがあります。

てるてひめでんせつ

  • えいきょうのむかし *1てるてひめおぐりはんがんをしたい、あちらこなたをさまよいあるき、みののくに、むすぶまでやってきたとき、たいせつにいだいとった「いっすんはちぶのこがねのまもりほんぞん」のれいこくがあり、むすぶだいみょうじん(むすぶじんじゃ)になのかかんはんがんとのさいかいきがんをしました。
  • しかるにみょうじんより「ほんぞんはわれにうえんのそんぞうなればとうしゃにおさめよ」とねんごろにおつげがあり、てるてひめはきがんじょうじゅすることをよろこび「まもりほんぞん」をむすぶじんじゃにおさめました。そのあとみょうじんよりそんみんに「このほんぞんはとうちにうえんのほんぞんなればかんのんのいただきにあがらせてもろびとにおがませしめよ。ながくこのちにとどまりてしゅじょうけちえんしたまうべし」とおつげがあり、いっしゅのうたをえいじたまう。
ごえいか「ほうのえん むすぶのさとに とどまりて みちびきたまゑ みだのじょうどへ」
  • じゅういちめんかんぜおんぼさつのいただきにいまもいくひさしくおさめられております。てるてひめはがんぼうじょうじゅすることをよろこびはんがんをたずねこのちをたびだちました。
    (かんぜおんりゃくえんぎより)

あんぱちちょうきょういくいいんかい

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ひだりのせつめいがき

れきしのみち

かまくらかいどう(みのじ)

  • いまからおよそ800ねんぐらいまえのことです。みなもとのよりともがかまくらにばくふをひらくと、きょうととかまくらのどうろがせいびされました。きょうとからとうさんどうをとおってみののくににはいり、ふわぐんのあおはかじゅくからあんぱちちょうまちやいりかた、すのまたちょうふたつぎをとおりかみじゅく(きゅうにしはしむら)でながらがわをわたってはしましをとおりおわりのくにのくろだおりづをへてとうかいどうへはいり、かまくらへつうじることからかまくらかいどう(みのじ)ともよばれ、とうじはもっともたいせつなどうろでありました。(しせき「かまくらかいどう」「いちりづかあと」がのこる)
  • わたしたちのきょうどをいくかまくらかいどうは、とうざいのでんとう、ぶんかがいきかい、ひとびとのせいかつをはぐくんできたれきしのみちであり、こころのみちであります。

まちあい(まちや)

  • ちゅうせいのころよりこうつうのようしょうでじゅうかもならびいっしゅのしゅくばまちで、あるときはここをまちあいのばとされたじだいもありまちあい(まちや)のちめいがつけられたといいます。
  • むすぶしゅっしんのみのむしさんじん(1836ねん、ひがしむすぶかみむらにうまれる)のえにっきのなかにもまちあいとかまちあいがわとかのながしるされております。また、このちにはおおがきとなごやとをむすぶかまくらかいどう(みのじ)がとおり、ちかくにはわたしばやむすぶじんじゃがあり、りょかんやみせなどがならびしゅくばまちをなしとったということからいつのよからかまちあいがまちやとちめいがかいめいされたようです。

てるてひめゆかりのまちやかんのんどう

  • このかんのんどうは1169ねんごろそうけんのむすぶじんじゃとともにさんどうひがしがわにこんりゅうされておりましたが1891ねんのうびじしんでほんどうがとうかいし、また1904ねんいびがわのかせんかいしゅうにてそのちはかせんじきとなり、そのためおよそ29ねんかんみんかにごほんぞんはあんちされておりましたが1919ねんこのちにほんどうがさいけんされました。しかしろうきゅうかとこのたびのれきしのみちせいびじぎょうのかんけいで1994ねんげんざいちにさいけんされました。
  • このじゅういちめんかんぜおんぼさつはしょうとくたいしのころのせんだんのきでちょうこくされたかんぜおんで、ずじょうの1すん8ぶ(6せんち)のおうごんぶつはてるてひめのまもりほんぞんであります。きょうどのぶんがくしゃおかだえんさいしのこもんじょならびにこらいよりのでんせつによれば、そのむかし1424ねんごろ、とうちにれいこくにより、てるてひめはおぐりはんがんとのめんかいをがんぼうしむすぶだいみょうじんへなのかかんのきがんをした。「みょうじん」、ひめにつげられるのに「がんぼうかなえさすべししかしまもりほんぞんはわれにうえんのそんぞうなればとうしゃにおさめよ」といわれ、ひめはがんぼうじょうじゅすることをよろこびなごりおしくもみょうじん(むすぶじんじゃ)へおさめられた。そのあとみょうじんはそんみんに「このそんぞうはとうちにうえんのそんぞうなればかんのんのずじょうにのせもろびとにおがませよ」とつげられる。
  • いご、まもりほんぞんはじゅういちめんかんのんのずじょうにまつり、むすぶじんじゃとともにえんむすび、あんざんのかんのんとしてそんみんひとしくすうはいのまとであります。
さいじつ8がつとおか

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2024.2.26 (75) みのじ - まちやかんのんどう 2000-1500 2024.2.26 (74) みのじ - まちあいこうえん 1990-1500

(2024ねん2がつ26にちほうもん)


*1:1429ねんから1441ねんまで