1926年、神谷伝兵衛のせいたんの地である松木島まで三河鉄道が延伸した。伝兵衛は生前、大浜町から蒲郡町まで三河鉄道の布設申請をおこなっとったが、死后4年をへてようやく大浜港から松木島への延伸がかなう。ほの功績をたたえて、駅名も「神谷駅」とされた。
神谷駅の設計は、刈谷市の亀城尋常高等小学校(いまの刈谷市郷土資料館/登録有形文化財)の設計をてがけるなど、愛知県下西三河を中心にかつやくした大中肇(おおなかはじめ/1886~1950)による。当時、当地ではまだめずらしかった鉄筋コンクリートづくりで、駅舎内には駅長室となりにきひんしつがもうけられ、専用のいりぐちからきひんしつまであかいじゅうたんがひかれとった。
2022年4月21日、一色まなびのやかたで開催の神谷伝兵衛展に、松木島のえきの模型をみてきた。