2021年9月ついたち、葭池樋門(よしいけひもん)にかんする資料をちょうだいしに、水のかんきょう学習館を訪問。もとめた資料のほか、館員の織田さんのおすすめで、明治用水旧頭首工にかんする資料をちょうだいした。資料は、先代、先々代の明治用水頭首工にかんするもんで、明治用水土地改良区OBの田中さんから先代頭首工についての説明もいただいた。
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明治用水水源平面図
先代の頭首工、導水路がしるしてあるほか、点線で先々代の頭首工、導水路がしるしてある。先代の頭首工は、いまの位置よりちょこっとかみにあって、先々代の頭首工は、ほっからさらにだいぶかみにある。
田中さんによると、先代頭首工の堰堤(えんてい)は、葭池樋門におなじく服部長七(はっとりちょうひち)が人造石でつくったもんだっていう。人造石ってのは、要は「どまのたたき」の「たたき」とおんなじもんだっていう。葭池樋門はいまも現役だし、先代頭首工の堰堤もまんだ矢作川のかわんなかにすがたをのこしとる。たたきってじょうぶなもんなだ。
水源堰堤工作図(其一)
旧堰堤(先代頭首工の堰堤)のいまのすがた
矢作川東岸からさつえいした写真。織田さんによると、てまえにはふなとおしがあって、船頭さんのための旅館もあったとのこと。