おのみちはほんどおりをずーっとひがしにいったとこからみなみにはいっていったとこにやさかのみやがあって、ほのとりいのみぎにかんざしどうろうがある。だいざのぶぶんがかんざしのかたちになっとる、ふうがわりなのっぽのとうろうで、せつめいがきにつぎのようにかいてある。
かんざしどうろうゆらい
- えどじだいのすえ、ここからほどちかいしばいごやにそれはそれはうつくしい、しかしどこかさびしいかげがあってあまりきゃくのつかんおちゃこがおった。おちゃことはかんきゃくにおちゃやざぶとん、ときにはおさけのせったいなどもしてこころづけをもらうじょせいをいく。
- そのおちゃこにはまどんやのわかだんながこいをした。うちきなしょうじょのそんなこころもとなさがかえって、ごうしょうのあととりながらひとりのたかんなわかもんのこころにひをつけたのだったが、みをかざるかんざしひとつとてないおちゃこのすがたをみたおやはこんなみすぼらしいむすめをよめにむかえるなどもってのほか、とそのこいをゆるさん。
- おちゃこはいどにみをなげ、このおおいちょうのきのしたに「かんざしをください」とかなしいこえでうったえるゆうれいがでるようになった。このとうろうはそのあわれをなぐさめようとこころあるひとびとがおかねをだしあってほうのうしたものという。
おのみちしょうこうかいぎしょふじんかい
この、かんざしのかたちをしたとうろうが、みのらんこいをはかなんでいどにみをなげたしょうじょのたましいをなぐさめる。
(2025ねん7がついつか、どようび)

