三河鉄道社債うりだしちらし兼注文証 - 挙母駅開業100年展

2021.1.14 (39) 三河鉄道社債うりだしちらし(1925年) 1970-1500
三河鉄道社債うりだしちらし兼注文証
1925年個人蔵

三河鉄道株式会社担保付社債売出

愛知県碧海郡刈谷
三河鉄道株式会社

  • 沿革および概況
    当社は1912年5月30日資本金50万円をもって設立せられほのあと拡張に拡張をかさねて現在資本金525万円を有す/ほの布設鉄道は愛知県西加茂郡猿投村より挙母知立町をへて刈谷駅にて東海道線に接続しさらにすすんで碧海郡大浜港にいたる/ほの沿線は磨砂、石材、材木、硝子粉、石粉など産額豊富なる地を扼しほの輸送にゆいつの機関たり、したがってほの営業収入は漸次昂進しなかんずく新路の延長にともない激増をしめし年々歳々ほのわりあいを昂進しつつあり。
  • 社債の用途
    当社は既成線猿投大浜間をさらに延長して足助線(猿投足助間)蒲郡線(大浜蒲郡間)の2線の新設および既成線の電化の2計画を有し着々ほの歩をすすめつつあり本社債はこれら計画実施の使途に供せらるるものなり。
  • 売出要項
    • 総額=50万円
    • 券面種類=100円、500円、1,000円、10,000円
    • 利率=年8分5厘
    • 売出価格=額面100円につき100円(裸)
    • 発行日=1925年9月15日
    • 引受銀行=株式会社神田銀行

東京市日本橋区坂本町6番地
株式会社紅葉屋商会

豊田市近代の産業とくらし発見館〕
〔2021年1月じゅうよっか訪問〕