2代めの猿投駅(『勅使農場と今尊徳井上真冽翁』より)
1932年、井上徳三郎は私財を投じて駅舎を改築しました。
猿投駅
えきの設置は、井上農場を開墾した井上徳三郎の尽力によります。徳三郎は三河鉄道のかぶぬしになるとともに、えき用地を提供。開発を記念してえき付近にすむひとや商売を希望するひとに、3年間地代無料で土地をかしました。レンガ、珪砂、木節粘土、農産品などが出荷され、肥料、鉱石が入荷されました。
猿投駅のむなふだ/名鉄資料館蔵
1993年の駅舎改築のさいに発見された、猿投駅(2代め)のむなふだです。1932年11月むいか、井上徳三郎の寄贈により猿投駅舎がたてられたことをしめしております。
開業時の駅舎は廃車となった客車を使用しとったそうです。
〔豊田市近代の産業とくらし発見館〕
〔2021年1月じゅうよっか訪問〕