2019年3月ついたち、樽見鉄道(たるみてつどう)は谷汲口(たにぐみぐち)にオハフ33がた客車が展示してあるのをみた。
オハフ33がた客車のあゆみ
オハフ33がた車掌室つき客車は、1939年から1943年にかけて346両、1946年から1949年にかけて35両製造された客車で、全国各地でかつやくしたのち、1984年10月、樽見鉄道の発足にあたり、当時の国鉄から3両購入し、レールバスと同一色にもようがえし、オハフ500がたとなづけて運行された。
1990年3月、老朽化のため営業運転をおえ、ほのうちの1両を1990年5月、谷汲村へ寄贈され展示保存しとる。
現在の車体色は、昭和初期のいろに復元したもんで、あかの線に白線3本は三等客車をしめし、当時は一等車、二等車とあり、特別料金が設定されとった。
製造年=1947年、定員=68名、重量=31.8t、寸法=ながさ20.00m、たかさ4.04m、はば2.90m
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なるほど、戦前から戦后すぐにかけて製造されて全国でかつやくしとった国鉄客車を1984年に樽見鉄道が3両かって、1990年まではしらせとっただ。客車であり自走できんわけで、レールバスに連結されるかたちではしっとっただね。いや~、ほんな歴史があったとは。