蒸気機関車
御殿場駅の線路ぎわに蒸気機関車が展示保存されとる。「わたしはD52 72号蒸気機関車です」ってことで、1000分の25っていう御殿場線の急勾配を全力で走行したとのこと。
わたしはD52 72号蒸気機関車です
- D52蒸気機関車といって日本で一番大きく力の強い機関車です。仲間は日本で285両誕生しましたが、現在7両しか残っておりません。生まれは1944年で山陽線・東海道線で働き1952年より御殿場線で活躍しました。
- 御殿場線を含め全走行距離は747,544Km で、地球を18.5周分走りました。
- 本当は貨物列車用ですが、御殿場線の様な山線で、勾配の大きい路線では貨車・旅客列車を引いておりました。
- 特に御殿場線は、勾配がきつく25/1000の傾斜を全力で走行しました。
- 1968年に電車が走るようになり、26年間長かった努めを終わりました。
- このポッポ広場に置いていただき、うれしく思います。
- 私の大きな体を見たり、触れたり、親しんで下さい。
しらべ:御殿場線を育てる会/東海鉄道OB会御殿場・小山支部 私は水蒸気の力で走ります。 私の大きさ 蒸気機関車は石炭をたいて水を蒸気にして走ります。水を蒸気にすると体積が1,700倍になり、圧力が非常に高くなり、その大きなちから力を利用して走ります。 D形(動輪四対貨物用)52型(テンダー機関車)
最大馬力=1,540馬力/動輪の直径=1,400mm
機関車の全長=21,105mm/総走行距離=747,544Km
機関車の高さ=3,982mm/速度=50Km/H
機関車の巾=2,920mm/石炭の積載量=12t
機関車重量=84.5t/炭水車水容量=25t
炭水車重量=54.1t
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御殿場駅の歴史をたずねて
ほっから駅舎にちかづいたとこには「御殿場駅の歴史をたずねて」って説明がきもある。
「御殿場駅の歴史を訪ねて」東海道本線から御殿場駅への変遷
御殿場線は1889年、東海道本線の一部として開通し、その后1901年に複線化が完成し、日本の主要な動脈 となる交通機関として、地域の発展に大きく寄与しました。また、1934年の丹那トンネルの開通を機に東海道本線としての役割を終えた御殿場線は、1943年、山陽本線へと編入された柳井線の複線化工事等に転用するため、片方のレールなどが外され単線化されました。
電化が完了する1968年までは、蒸気機関車が軌道を走る車両の主役でした。特に勾配のきつい路線であることから、有数の強力機であるD52型蒸気機関車が活躍しました。
御殿場駅は1889年に東海道本線の開通と同時に設置され、富士登山(富士講)の拠点として発展してきました。1928年までは駅前から須走を経由し山中湖までを結ぶ馬車鉄道も発着、現在も馬車道としてその名残を見ることができます。また、駅の開設決定にともない駅前には商店や旅館などが立ち並び、町の発展を促進しました。
当初の蒸気機関車は非力だったこともあり、山越えのための補助機関車を連結しておりました。路線の頂点となる御殿場駅では、時間短縮のため停車をせず、構内での走行開放を行っとったことが知られております。
1889年、東海道本線の一部として開通
1898年、馬車鉄道駅併設
1901年、複線化
1934年、丹那トンネル開通に伴い御殿場線に改称
1943年、単線化
1955年、ディーゼル車運用開始/小田急電鉄の乗り入れ開始
1968年、電化
1982年、貨物扱いを終了
1987年、国鉄分割民営化により JR東海が継承
御殿場市制60周年・御殿場線を育てる会
写真協力: 御殿場市立図書館
〔2023年9月11日訪問〕