瀬戸線の堀川駅のあと - 2019年6月11日

2019.6.11 (89) 旧堀川駅あと 1600-1200

名古屋城そとぼりの西南かどはただくさばえになっとるだけだった。ここに瀬戸線の起点堀川駅があっただけど、いまはなんの痕跡もなくて、ただ、つわものどもがゆめのあとだ。

2019.6.11 (88) 旧堀川駅説明がき 2000-1500

わきにたっとる説明がきのかんばんをよんでみる。

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かつてこっからみた瀬戸電堀川駅
名鉄瀬戸線終点旧堀川駅(現在地付近からひがし方面)
瀬戸電(現在の名鉄瀬戸線)は瀬戸でつくられたやきもんの輸送のために1905年に「瀬戸自動鉄道かぶしき会社」により瀬戸駅から矢田駅まで開業したのがはじまりで、翌年には大曽根駅まで延伸されました。開業当初は、フランス製セルポレー式蒸気動車で運行しておりましたけど、1906年に社名を「瀬戸電気鉄道かぶしき会社」って変更して、翌年には電気動力に転換しました。ほのあと、1911年に堀川の水運を利用するために、大曽根駅から堀川駅まで延伸されました
名古屋城のそとぼりのなかをとおる土居下駅から堀川駅までの区間「おほり電車」ともよばれ、したしまれておりました。
名古屋と瀬戸をむすび、瀬戸の陶磁器産業をささえた瀬戸電ですけど、ほのあと、水運から陸運が主体となっていくにつれて貨物需要は減少し、1976年の栄町駅のりいれ工事にともなって、東大手駅から堀川駅までの区間は廃止となりました。
写真1=現在地付近からひがしをみた名鉄瀬戸線堀川駅のようす(1955年、楠正昭さんさつえい)(樹林舎「名古屋今昔写真集1巻」より)
写真2=堀川をつかった水運のようす(瀬戸蔵ミュージアム所蔵)
写真3=瀬戸から瀬戸電ではこばれ、海外に輸出されたやきもん〔吹染付芥子図輪花皿(千峰園製)〕(瀬戸蔵ミュージアム所蔵)
地図1堀川駅から御園橋のしたをとおるそとぼりのなかを電車がはしっておりました
2018年3月
名古屋市中区役所

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なるほど、せともんをはこぶためにできたのが瀬戸線だっただ。瀬戸からここ堀川駅まではこんできて、堀川の水運にうつしかえてはこんどっただ。水運もおとろえて、瀬戸線が栄町を起点とするよう経路変更することになって、1976年、おほり区間廃線とあわせて堀川駅も廃止になる。筆者が大学1回生のときのことだ。のらあっておもやのれたのにのらんじゃったことをくやむ。


(さんこう)