豊田市指定第27号
六所神社の舞台
民俗有形文化財
この舞台は、1872年にたてられ、明治中期以前の二重しかけ(はりの一部がきれとって、舞台の一部が登場者などをのせて上下するしかけ)の古式をよくとどめとる。とくに舞台まぐち12.6メートルを1本のとおしばりの巨木(90センチ × 60センチ)でささえ、またかやぶきやねを支持するため、合掌の用材の中間にはりをくんどる。舞台の材料は六所山(ろくしょさん)の大木を使用し、用材はすぎ、ひのき、くり、もみなどである。
やまからの搬出は、近隣のうじこが多数でて、いわかどにつきあたっていごかんくなると、いわかどをけずっておろしたといわれとる。
〔2021年5月13日訪問〕