大友皇子御陵のいしぶみのみぎに大友皇子の詩2首をかいたいしぶみがある。
淡海朝大友皇子乃詩・二首
宴に侍す(うたげにじす)
皇明日月と光らひ(こうみょうひつきとてらひ)
帝徳天地と載せたまふ(ていとくあめつちとのせたまふ)
三才並泰昌(さんさいみなたいしょう)
高国臣義を表わす(ばんこくじんぎをあらわす)
懐を述ぶ(こころをのぶ)
道徳天訓を承け(どうとくてんくんをうけ)
塩梅真宰に寄る(えんばいしんさいによる)
羞づらくは監撫の術無きことを(はずらくはかんぶのわざなきことを)
安ぞ能く四海に臨まむ(なにぞよくしかいにのぞまむ)
〔2020年8月むいか訪問〕