椿姫観音堂(つばきひめかんのんどう)はみぎのかべに観音さまの写真がかかげてある。
椿姫観音像
- 種別
- 形状
- 髪際部菊花彫出、白毫相袖衣を着す三道彫出、胸飾手首を矧、左手に経巻を持つ左足を下に半跏、踏下げ座する
- 品質
- 構造
- 頭部正面を菊花で飾り、胸飾りも花で飾り、左手には経巻を持ち、掌を平に出し、半跏、踏下げ座する観音の姿である。
本体の細部は、いうに及ばず岩座までも豊かさで整った顔とのびやかで涼しい目元眉からの曲線を集めた秀麗な鼻が印象的であり、口辺りにただよう微笑みが、みずみずしい頬のふくらみに広がるのが感ぜられる。肩もなだらかで弾力のある肉身は姿もよく整い、指先にいたるまで、こまやかな感情が出されとる。
〔2023年2月23日訪問〕
【浜松宿から椿姫観音堂のたび】