西尾城天守台の説明がき

西尾城天守

西尾城天守は二之丸西北隅に築かれました。天守は本丸におかれることが多いですが、二之丸に天守が配置されたことは西尾城の特徴でもあります。

絵図によると、天守は三重で南と東に多聞櫓が付いております。一階は東西九間、南北七間で、高さは八間二尺と記されております。石垣の高さは土居と合わせて六間半と記されております。明治時代になると天守は取り壊されてしまいましたが、発掘調査では天守台最下部の石垣などが見つかっております。二之丸には天守や藩主の御殿、藩庁が設けられ、西尾城の中心的な場所でした。西尾城天守西尾城内で最も高い建造物で、城下を見渡すことができたのでしょう。

2022.7.17 (16) 西尾城天守台 - 説明がき 2700-1500

正保城絵図

2022.7.17 (17) 西尾城 - ほんまるとにのまる 1340-1790

正保年間(1644~1648)に幕府に西尾藩が提出した絵図です。江戸時代初期の西尾城の様相が鮮明に描かれております。

二之丸居所之図

江戸時代后期、大給松平氏が城主時代の史料です。二之丸建物の位置を描いた絵図です。右下には天守が描かれております。

〔2022年7月17日訪問〕