刈谷は刈谷市城町図書館のしきちの一角に刈谷図書館のいしぶみがたっとって、つぎのようにかいてある。
刈谷図書館碑 刈谷町宍戸俊治藤井清七二君胥謀以数千金購高岡村村 上文庫蔵書凢二万五千巻新築書庫及閲覧室悉寄贈之刈 谷町町会納之以為町立図書館館接刈谷公会堂隣亀城小 学校最得其所大正六年六月某日行開館之式松井愛知県 知事親蒞其場表彰二君之美与嗚呼微二君天下珍籍或帰 散逸亦不可知也今幸帰我町有可謂書亦得其所矣乃経町 会決議建碑館前書其由以伝二君之志于不朽云 大正六年六月 ※ 大正六年は1917年 |
宍戸俊治(ししどしゅんじ)と藤井清七(ふじいせいひち)のふたりが、高岡にある村上忠順(ただまさ)の千巻舎(ちまきのや)から蔵書2万5千冊をかいとって、書庫、閲覧室といっしょに当時の刈谷町に寄付したことで、刈谷図書館ができただ。ほの刈谷図書館のあったばしょが、いまは刈谷市城町図書館になっとる。千巻舎の蔵書2万5千冊は、こことはべつのばしょにできた刈谷市中央図書館に村上文庫として保管されとる。
〔2021年4月ついたち訪問〕