あんじょうは東尾町内会の十字路をひがしにはいっていったみぎに、えべすいしがある。いしがきにかこわれてまわりよりいちだんたかい、おくにながい区画のおくに、ほこらがたっとる。いしだんをあがってすぐひだりに説明がきがあって、よんでみる。
あんじょうし指定有形民俗文化財
あんじょういちばがみ
1965年10月ついたちあんじょうし指定
- 古代のむらでは、いちば開設と同時にいちのかみをまつりました。かみはさちをあたえてくっるものとしんじられとったからです。神体にはたまごがた、球形などいろいろなかたちの自然石をえらび、2個安置するのが太古のかたちといわれます。
- 律令時代にあんじょうは、大市郷(おおいちのさと)とよばれおおきないちがあって郷のながおこったものとおもわれます。きわめてめずらしい古代中世の遺物です。
郷土の文化財をたいせつにしましょう
あんじょうし教育委員会
いや、あんじょうのむかしのなまえが大市郷って、はじめてきいた。律令時代は、西暦700年から1000年までのあいだ。ほんなむかしっからあんじょうってさかえとっただ。すごいな。
ところで、えべすいしがみあたらん。
おくにいってほこらのなかをのぞいてみると、かみさまをまつるちいさなほこらがひとつ。ちいさいけどひわだぶきの、たましいがこもったようなおもみをかんじさせるほこらだ。でも、えべすいしはみあたらん。
ちなみに、えべすいしとついになる大国石は、東尾町内会の十字路の西南かどにひがしむきにある。
〔2021年3月30日訪問〕