珪砂(けいしゃ)と木節粘土(きぶしねんど) - 挙母駅開業100年展

2021.1.14 (91) 珪砂と木節粘土 1940-1380

珪砂(けいしゃ) - 板ガラス用、茶ビン用、白ビン用
梅坪から広瀬にかけて採掘されました。花崗岩(かこうがん)のなかの石英(せきえい)が風化分解されて1か所にたまったできたものです。ガラスの原料として、梅坪駅、越戸駅、猿投駅、三河広瀬駅から全国に出荷されました。
木節粘土(きぶしねんど)
枝下町(しだれちょう)で採掘された原鉱(げんこう)を水簸(すいひ/みずでかきまぜて精製)し、比重のおもたい珪砂(けいしゃ)をとりのぞき、ひぼしによって乾燥させた粘土です。耐火物の原料として利用されました。越戸駅、猿投駅、枝下駅、三河広瀬駅から出荷され、九州の八幡製鉄所へもはこばれました。

豊田市近代の産業とくらし発見館〕
〔2021年1月じゅうよっか訪問〕