挙母駅の開業
- 現在の名鉄三河線は、豊田市の猿投から碧南市の碧南をむすぶおよそ39.8キロの路線です。知立駅をさかいに、猿投方面の山地へむかうきたがわは山線、碧南方面のうみにちかいみなみがわは海線とよばれております。本展では、山線を紹介します。
- 豊田市域に鉄道がとおったのは、三河鉄道(いまの名鉄三河線)の知立(いまの三河知立)~挙母間が開通した1920年のことです。7月いつかに知立~土橋間が、8月31日に上挙母、11月ついたちに挙母まで開通しました。にほんではじめて鉄道が開通してから48年后のことで、地域待望の開通でした。
- 挙母駅の開業(1920年11月ついたち)の前日、挙母町主催の開通祝賀会が新駅構内でひらかれました。
- 町長やらいひんの祝辞、祝宴、小学校児童のはた行列や剣術、すもう、ぼうのて、しばい、はなび、芸者のておどりなどがおこなわれました。また、80才以上の高令者を汽車にのせて敬老の意を表しました。
〔豊田市近代の産業とくらし発見館〕
〔2021年1月じゅうよっか訪問〕
(さんこう)