東浅井(ひがしあざい)の社宮司社(しゃぐうじしゃ)の由緒がきに、こうかいてある。
御由緒
鎮座地:西尾市東浅井町(ひがしあざいちょう)堤内(ていない)27番地
御祭神:高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
猿田彦神(さるたひこのかみ)
創立年月不詳
この地は、太古の昔には朝日が輝く山ということから山を浅香山、その里を阿佐賀皆とか朝伊とも言われておりました。
古書によれば、阿佐皆には神代に猿田彦、猿田女がみそぎを行った所があったとされております。また古語風土記、古事風土記によれば朝位社、阿佐賀井神社、朝井猿田彦社との記録もあり、朝伊に猿田彦神を祭る地があり、朝伊をもって郷名にしたとあります。
浅香山には、天宇豆売命(あめのうずめのみこと)の教えによって無類の清水の湧き出る世継井があり、その湧き出る水により美田が開かれ、いつの頃からか、その御神徳を奉って社宮司社をあがめ祭ったと言われております。
合祀社:津島社
境内社:稲荷社〔御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)〕
なお、稲荷社は、1883年3月に五砂山頂から本社境内に移転したもの。
1988年10月吉日
〔2020年4月27日訪問〕